炭素放出量の少ない木材加工
家を建てようとすると、そのための材料が必要になります。
材料を作るために膨大なエネルギーが消費され、その際、大量の炭素が空気中に放出されます。
住宅建築や家具生産に利用される合板、鋼材、アルミニウムを1㎥作るときに放出される
炭素の量の比較では、合板は鋼材の約34分の1、アルミニウムの約141分の1と、
木材加工における炭素放出量が圧倒的に少ないことがわかります。
また、代表的な3種類の工法で住宅を建築する場合の炭素放出量を比較すると、
在来軸組木造に比べ、鉄骨プレハブ造は2倍以上、鉄骨コンクリート造は4倍以上の炭素を放出します。
木造住宅でも、アルミサッシのように多くの金属製品やプラスチック製品を使っています。
もし、これらを木材製品に置き換えることができれば、もっと炭素放出量を減少することができます。
ちなみに、木製サッシ製造時の炭素放出量は、アルミサッシのそれの約35分の1です。
木材利用(加工)は地球環境にやさしいのです。
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