柱角の寸法は、製材品の流通時での寸法で呼ぶ? その2
工務店が部材を発注する時には、乾燥による寸法の変化を考慮して、
含水率と寸法をはっきりさせておかなければなりません。
現在のように施工期間が比較的短い場合、柱材程度の断面寸法の製材品は、
グリーン材や乾燥不十分な材では施行中に適正含水率まで乾燥することはありません。
そこで、含水率15~20%にまで乾燥した木材を使う必要があります。
例えば、契約時に「120mm角の柱を使用する」といった場合、
引き渡し時に(契約寸法)を確保するためには、
製材品の一本一本について含水率や寸法を表示してある
JAS(日本農林規格)に適合した乾燥製材品を使うのがよいです。
工務店では(契約寸法)が確保できるように、部材を加工、施工します。
契約寸法で住宅を完成し、「実寸120mm」で注文主に引き渡します。
このとき「強度にエアコン、床暖房を使用すれば
引き渡し後も寸法が変わる可能性がある」ことも伝えておくとよいです。
関連記事