木質ボードと構造用パネル

カテゴリー │住宅と木材

 パーティクルボードやファイバーボード及び構造用パネルは、まとめて木質ボードと呼ばれています。

 木質ボードは、木材を主原料にしていますが、木材をそのまま用いるのではなく、

細かく分割し、それを接着剤などで再構成したものです。

構成する要素によって、さまざまな特性を持った製品となります。

 小さく砕いた木片を原料にしたのがパーティクルボードで、

木片を繊維化して製造したボードがファイバーボードです。

これらの原料は、従来は合板工場のラワンの剝き芯や製材工場の端材でしたが、

最近では、住宅解体材や梱包材、パレットの廃材が主体を占めるようになっています。

 一方、構造用パネルは、木材の小片を原料にしていますが、比較的大きい木片で製造したボードで、

北米で低質広葉樹の活用と合板代替材として開発されたものです。

 日本でもかなり使われるようになっていますが、すべて輸入品で、

OSB(オリエンテッドストランドボード)、WB(ウエファーボード)と呼ばれています。

名称が示すように。構造用として使用するのが目的でJAS(日本農林規格)が定められています。


木質ボードと構造用パネル


同じカテゴリー(住宅と木材)の記事
大断面集成材建築物
大断面集成材建築物(2015-01-24 14:12)

木造軸組構造住宅
木造軸組構造住宅(2015-01-11 11:15)

含水率規程と測定
含水率規程と測定(2014-12-20 13:08)

人工乾燥と乾燥材
人工乾燥と乾燥材(2014-12-14 10:59)


 
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
木質ボードと構造用パネル
    コメント(0)