含水率規程と測定

フレンドハウス

2014年12月20日 13:08

 製材品の含水率は、日本農林規格(JAS)で基準が定められているほか、

各種仕様書にも規定されています。

 また、JASでは針葉樹製材の含水率検査は原則として全乾法によることとしていますが、

管理上は財団法人日本住宅・木材技術センターが認定した含水率計の使用を認めています。

 設定機種には携帯型と設置型があり、携帯型は「高周波誘電率(容量)式」といわれるもので、

含水率による誘電率の変化を利用したものです。

 誘電率は木材の比重に影響を受けるため、樹種別に設定値をセットしてから測定します。

測定は、材面に計器を押し当てて行いますが、測定深度に限界があるため、

含水率にバラツキのある材では、実際の平均値より低くなる傾向がみられます。

 設置型は「マイクロ波透過式含水率計」でマイクロ波の吸収量の変化を利用したもので、

測定可能な含水率、材厚に限界がありますが、全乾法による測定値に近い値が得られ、

しかも接触して測定する必要がないので、製造ラインに活用しやすいのが特徴です。




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