木を曲げる

カテゴリー │ちょっと変わった木の使い方

 デザイン性に富んだ家具では、湾曲部分が多く用いられます。

人間工学的な考え方からも、我々の住空間を直線だけで表すことは不可能でしょう。

例えば、もし椅子の背もたれが直線だったら、座り心地が悪そうです。

 湾曲部分を得るには、板材から切り出す方法が考えられますが、

手間もかかりますし、捨てる部分が多く、もったいない気がします。

また、木材は力を加える方向によって、強さが著しく違います。

木材の強さは、繊維方向で最も大きく、直角方向の15~20倍ほどあります。

このように、曲げ木によって湾曲部分を成形することは、資源の有効利用となるばかりでなく、

強度的にも優れた部材を得ることができます。


※フレンドハウスのショールームにも「曲げ木の技術」で制作した家具が多数あります。


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