床の快適性と安全性   その2

カテゴリー │木材と住環境

 木材は物が衝突するとまず表面層の細胞が柔軟に変形し、

さらに次の層の細胞が変形しというように衝撃が伝わります。

そして細胞から細胞に伝わる間に、衝撃力も吸収され、緩和されていきます。

 また、木質材料の床は、人が飛んだり跳ねたりしたときの衝撃力を、

適度なたわみ変形と滑らかな戻りによって和らげます。

 特に激しい運動をする体育館の床などは、材料の衝撃吸収力だけでは対応できないため、

たわみ変形による緩和効果が求められます。

 転倒や転落事故を防ぐには、床や階段の表面材料を滑りにくいものにすることが大切です。

さらに軟らかく衝撃を吸収・緩和できる木質材料にしておくと、

万一のときにも大事に至らないですみます。

このような配慮は、

住宅だけでなく病院、老人施設、地域の集会場、娯楽施設など公共施設においても欠かせません。


床の快適性と安全性   その2


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