自然がつくった造形美

カテゴリー │木材と住環境

 針葉樹材の模様は、年輪の輪郭の明確さと、その色合いによって印象的です。

特に天然林の老齢樹では、年輪幅が狭く均一で、すっきりと整った感じの木目が出現します。

 広葉樹は材面に現れる大きな道管の走行・分布・配列によって独特の模様を織りなし、

加えて樹種ごとに異なる色彩が見られます。

特に装飾的、希少性のあるものは、価格が高くなり、杢と称される銘木として珍重されます。

 材面に現れる模様は、樹木の成長環境により微妙に変化しますが、

針葉樹の木目は成長量が大きいときには年輪幅が大きくなり、成長環境が悪いときには小さくなります。

そのため年輪幅は一定ではなく、自然なリズムで複雑なパターンをつくりだします。

 そして、この年輪のリズムは、人の目に自然で、深みのあるものとして受け取られ、

心身をリラックスさせてくれる揺らぎも感じられます。


自然がつくった造形美


同じカテゴリー(木材と住環境)の記事
森の匂いと健康
森の匂いと健康(2014-10-12 10:51)

殺虫・防カビ作用
殺虫・防カビ作用(2014-10-11 11:57)

防ダニ作用
防ダニ作用(2014-10-05 11:18)

消臭作用
消臭作用(2014-10-04 10:44)

樹木の匂いと薬効
樹木の匂いと薬効(2014-09-21 10:48)

木の芳香
木の芳香(2014-09-20 11:25)


 
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
自然がつくった造形美
    コメント(0)