2013年10月20日10:49
今の木造住宅に比べて、昔の家は丈夫で長持ちする? その2≫
カテゴリー │間違いやすい木の知識
住宅の耐用年数(寿命)は物理的と社会的な耐用年数にわけて考えてみます。
物理的な耐用年数は、軀体(構造部分)が通常起こりうるような大風、大雨、地震によって
物理的、工学的に劣化して使用できなくなる年数ですが、
今の家でも標準的な設計、材料、施工で建築し、居住者が換気、
メンテナンスに注意して生活している限り、50~60年以上の寿命はあると考えます。
一方、社会的耐用年数は、居住者の家族構成やライフスタイルの変化によって住みにくくなり、
新築や改築が必要になる年数です。
この社会的変化には、家族数の変化、子供の成長、居住者の高齢化があり、畳部屋のフローリング化、
バリアフリー設備の備え付けなどが改装へのきっかけとなります。
この場合、軀体に手を入れることなく工事することもできますが、軀体に劣化や損傷がないのに、
これを機会に建て替えることもあります。
この社会的耐用年数はライフスタイルの変化や、設備更新の規模にもよりますが、
15~30年程度です。
特に現在では、社会構造や人々の生活様式が急速に変化しているので、
社会的耐用年数は以前に比べて短いです。
これが今の住宅の平均寿命を短くしています。
物理的な耐用年数は、軀体(構造部分)が通常起こりうるような大風、大雨、地震によって
物理的、工学的に劣化して使用できなくなる年数ですが、
今の家でも標準的な設計、材料、施工で建築し、居住者が換気、
メンテナンスに注意して生活している限り、50~60年以上の寿命はあると考えます。
一方、社会的耐用年数は、居住者の家族構成やライフスタイルの変化によって住みにくくなり、
新築や改築が必要になる年数です。
この社会的変化には、家族数の変化、子供の成長、居住者の高齢化があり、畳部屋のフローリング化、
バリアフリー設備の備え付けなどが改装へのきっかけとなります。
この場合、軀体に手を入れることなく工事することもできますが、軀体に劣化や損傷がないのに、
これを機会に建て替えることもあります。
この社会的耐用年数はライフスタイルの変化や、設備更新の規模にもよりますが、
15~30年程度です。
特に現在では、社会構造や人々の生活様式が急速に変化しているので、
社会的耐用年数は以前に比べて短いです。
これが今の住宅の平均寿命を短くしています。