合板は濡れると剥がれる? その1

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 雨に濡れて表面がめくれ上がっている合板を見ると

「合板は濡れると剥がれるもの」と思っても仕方がありません。

しかし、使っている接着剤の種類を選べば、

長期間にわたって風雨にさらされる個所に使うことができます。

 合板は木材を薄くむいた板(単板)を木理の方向を順次互いに直交させながら奇数枚重ね、

接着剤で貼り合わせて一枚の板としたものです。

挽き板では得られない広い板が得られ、水分変化による板の収縮が少なく、

強さが板の方向によってあまり変わらないという特徴があります。

 合板にはいろいろな種類があって、それぞれ用途によって、耐水性と耐久性の要求度が異なるので、

これに適合した合板を選ぶ必要があります。

 特に家具や内装材のように通常の室内で使うか、

台所、浴室、建築外装のような水に濡れやすい場所か、

屋内外の構造材として使うかが選択の基準となります。


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