木質ボードと木質パネルの違いは?

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 木質ボードは木材の小片を合成樹脂接着剤で接着して板状にしたパーティクルボード、

木材を一旦繊維化した後、板状に成型したファイバーボードなどで、

また燃えにくくするために無機質を複合した木質ボードも市販されています。

 合板は板状の木質材料であっても木質ボードには含めません。

 この木質ボードと似た言葉で、「木質パネル」があります。

木質ボードが板状の材料そのものをいうのに対して、

木質パネルは木質ボードや合板のような板状材料に枠材を取り付けていることが多く、

壁や床材のような構造体の面状部材としての意味合いが強いです。

 木質ボードは原料や製造条件を変えることで比重、厚さなどを広い範囲に変えることができ、

用途に応じた任意の加工性、強度、断熱性、吸音性、寸法安定性の製品を作ることができます。

 合板と比較すると、板状材料としてさらに品質が安定しています。

木質ボードも合板と同じように水湿や外力に対する性質によって

いくつかのグレードにわけられているので、使う個所によって選択します。

 木質ボードの特徴は均質で広い面積の板が得られるとともに、

合板と同じように湿度変化を伴う伸縮が無垢材に比べて小さく、

板面の縦方向と横方向での伸縮の差はありません。




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