白木以外は調湿機能は望めない? その3

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 一般に、木質内装材で調湿効果を発揮させるには、

室内の容積に比べて木質面の表面積を広くすることです。

壁や床、天井だけでなく、家具や建具などの木製品があれば、

この木質の能力を発揮させることができます。

 実際に木材を内装に使った場合の、室内での調湿能力を数値で知りたいという希望は多いです。

この調質作用は木材の表面積のほか、

湿気保持能力と湿気が木材中を移動する速さによって決まります。

したがって室内の湿度変化の要因が急速に作用するか、徐々に働くかによっても異なります。

 実際には、水分の発生源である居住者の活動、暖冷房・厨房器の使用状況、室温の変動、

換気の程度などによる温度・湿度の変化の周期や様相が多種多様なため

室内での温・湿度の変化のパターンなどに不確定な要素があり、数値で評価することは難しいです。


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