ヒノキ材の香りや抗菌成分はヒノキチオールである? その2

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 抽出成分には香料、医薬、染料、塗料、ゴムなどの原料になるなど、有用なものが多いが、

中にはアレルギーなどの健康障害、製材・乾燥の際の変色汚染、

接着・塗装障害の原因となる成分を含むこともあります。

 木の香りは精油成分によるものです。

精油とは木材(とくに心材)や葉の中に含まれる比較的揮発性の高い抽出成分で、

水蒸気蒸留で抽出できます。

ヒバなどに含まれるヒノキチオールのような抗菌物質、

ヒノキやクスノキの芳香の成分はこのような成分です。

このほか木の香り成分には人の心に安らぎを与え、ストレスを抑える力があります。

 木材中に含まれる精油は材油と呼ぶことがあります。

材油には普通数十種類の成分が含まれています。

木の種類によって材油の含水率や含有成分が異なるので、スギの香り、ヒノキの香りといった具合に、

その木に特有の香りが生じます。

ヒノキの香りは日本人の好みと一致しているが、

この成分はヒノキの精油中の主としてδ-カジノールという物質によることが明らかになっています。






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