部屋の内装は木材面をできるだけ多くすることで住む人に安らぎを与える? その1

カテゴリー │間違いやすい木の知識

 建築物の内部の仕上げに使う内装材は、美観や手触りなど人の感覚に訴える部分です。

床、天井を含め室内の壁面を木材にしたときの効果には、

木材による適度な音の反射と吸収、肌触りのよさのほか、

視覚的にも安らぎを与える点で重要な役割を果しています。

 木材は目で見て温かく感じます。

これは材色が暖色である黄~赤系を基調としているからで、

反射光の中に波長が長い成分が多く含まれていることによります。

また木材は波長が非常に短い紫外線をほとんど反射しないので、

目に対して刺激が少ないのが特徴です。

さらに表面に現れる細かい凹凸で光が散乱するので、

磨いた金属表面のようにギラギラ反射することはなく、長く見ていても眼を疲れさせません。

 一般に明るい材はすっきりしたイメージを与えるのに対して、

明度が低い木は深みのある落ち着いた、渋い、豪華なイメージを与えることが多いようです。


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