壁は部屋の仕切りで、家を支えているわけではない? その3

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 筋交いが入っている壁、土壁、構造用の合板や木質ボードを施した壁なども

水平力に耐える構造です。

このように、水平の方向の力に対して抵抗する働きをする壁を特に耐力壁と呼んでいます。

それぞれ壁の種類によって耐力の程度を示す壁倍率、

耐力壁の配置や延べ長さは法令によって決まっています。

 ここで柱、梁、筋交い相互の結合部、すなわち仕口は木造軸組の耐力の最大の弱点であるので、

この部分の加工や金具の取り付け方には注意が必要です。

また、軸材に構造用の合板や木質ボードを張り付ける耐力壁では

打ち付ける釘の材質、寸法、数、配置が耐力に大きく影響します。

 壁は家を支えるために必要であるが、

採光や出入りのために必要な窓や出入口のような開口部も必要です。

このため開口部と耐力がある壁をバランスよく配置することが大切です。


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