2013年09月28日10:20
年輪が詰まっている材は強い? その2≫
カテゴリー │間違いやすい木の知識
針葉樹材では、通常1年輪は軽軟で淡い色の早材と、
これに比べて重硬で色の濃い晩材とでできています。
ここで年輪のうち晩材の幅がほぼ一定していることが多いので、
年輪幅が広い材では軽軟な早材の割合が多くなります。
特に早材と晩材の違いがはっきりしているカラマツ、アカマツ、スギでは、
だいたい年輪幅が1mm程度までは、年輪幅がが狭くなるほど強くなる傾向があります。
しかし、年輪幅がこれ以下の極端に生育条件が悪いところで育った樹木では、
年輪幅が狭いにも関わらず、比重が小さく強度が低くなることがあります。
この点では「年輪が詰まった木は強い」というより、
「年輪幅が極端に広い材は弱い」と言った方が良いかもしれません。
このほか、成熟材と未成熟材の強さの違いなどの別の因子も絡むので、
年輪幅でけで強さが判断できるものではありません。
これに比べて重硬で色の濃い晩材とでできています。
ここで年輪のうち晩材の幅がほぼ一定していることが多いので、
年輪幅が広い材では軽軟な早材の割合が多くなります。
特に早材と晩材の違いがはっきりしているカラマツ、アカマツ、スギでは、
だいたい年輪幅が1mm程度までは、年輪幅がが狭くなるほど強くなる傾向があります。
しかし、年輪幅がこれ以下の極端に生育条件が悪いところで育った樹木では、
年輪幅が狭いにも関わらず、比重が小さく強度が低くなることがあります。
この点では「年輪が詰まった木は強い」というより、
「年輪幅が極端に広い材は弱い」と言った方が良いかもしれません。
このほか、成熟材と未成熟材の強さの違いなどの別の因子も絡むので、
年輪幅でけで強さが判断できるものではありません。