2013年10月11日11:38
木は呼吸する? その3≫
カテゴリー │間違いやすい木の知識
実際の木材製品や部材の伸縮量は、湿度変化の速さやサイクルによって変わります。
10mm程度の厚さの板では、昼夜の湿度変化程度では板幅の寸法変化は無視できますが、
春先の乾燥期と梅雨時のような長い周期の湿度変化では、かなり伸び縮みします。
また片面だけで吸・放湿すれば、板が反ったりします。
このような湿度変化で受ける寸法の変化は、木材表面を塗装することで遅らせることができます。
注意が必要なのは、直射日光が当たる外壁、木製の暖房器具、
床暖房をしている部屋の床板(フローリング)で、日光が当たっているとき、
または暖房を使用しているときには木材そのものの温度が上がり、乾燥が著しく、
短時間に含水率が10%以上も下がることです。
このようなとき、板の幅方向の収縮は非常に大きくなります。
このように、木材が周囲の湿度に応じて吸・放湿するという性質は、
室内に木材を使うことによって湿度環境の変化を緩やかにするという、
いわゆる調湿作用という効果があります。
その一方で、木材の伸縮のような寸法変化をきたすという問題を抱えることになります。
10mm程度の厚さの板では、昼夜の湿度変化程度では板幅の寸法変化は無視できますが、
春先の乾燥期と梅雨時のような長い周期の湿度変化では、かなり伸び縮みします。
また片面だけで吸・放湿すれば、板が反ったりします。
このような湿度変化で受ける寸法の変化は、木材表面を塗装することで遅らせることができます。
注意が必要なのは、直射日光が当たる外壁、木製の暖房器具、
床暖房をしている部屋の床板(フローリング)で、日光が当たっているとき、
または暖房を使用しているときには木材そのものの温度が上がり、乾燥が著しく、
短時間に含水率が10%以上も下がることです。
このようなとき、板の幅方向の収縮は非常に大きくなります。
このように、木材が周囲の湿度に応じて吸・放湿するという性質は、
室内に木材を使うことによって湿度環境の変化を緩やかにするという、
いわゆる調湿作用という効果があります。
その一方で、木材の伸縮のような寸法変化をきたすという問題を抱えることになります。