木材には調湿作用があるので、木材表面には結露しない? その3

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 ガラス窓やアルミサッシ、壁クロスと違って、木材には調湿作用があるので、

木材表面には結露しないと考えている人がいます。

確かに木材は熱伝導率が小さく、湿気を一時的に蓄える能力があるので、

厚手の木材で内装をすれば、結露しにくくなります。

しかし条件が揃えば木材表面でもやはり結露します。

 木材は表面の湿度が高くなると、最初のうちは吸湿することによって水分を取り込みますが、

木質内の水分が飽和すると毛管内に水分が凝縮し、結露します。

このとき水滴は木材中の毛管に入り込むので、結露しても肉眼ではわかりにくいです。

このような状態が長い間続くと、カビの発生や腐朽につながる恐れがあります。

そこで、木材面であっても換気や風通しをよくし、表面が乾いた状態にしておくような注意が必要です。


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