2013年11月27日17:02
無節の柱材は節があるものより強い? その2≫
カテゴリー │間違いやすい木の知識
節の部分の繊維は幹軸と直交し、その周辺では幹の内部の繊維が乱れるので、
節の存在は柱材の強度を低下させる因子となります。
ただ、節は材の内部にまで入り込んでおり、外から見ただけで寸法や形を計量することは不可能です。
このため材の強さに及ぼす節の影響を定量的に示すことはできません。
実用的には生き節、死に節、抜け節は、材の強さに同じ程度に影響するとして取り扱われています。
一方で、材幅の中央部にある節に比べて材の縁にある節は、
強度低下に大きく影響することがわかっています。
また引っ張り力が加わる箇所にある節は材の強度を下げるので、曲げモーメントが作用する貼・桁では、
曲がった場合に凸になる側には節が現れるのを避ける方がよいです。
実大寸法の材で無節材であっても、最も強いものは最も弱いものの2倍以上の強さがあります。
このことは本来強い材では多少の節があって強度を下げたとしても、
無節材の平均強さを下回ることはないです。
そこで目視だけで無節材が節のある材よりも必ずしも強いとは言えません。
節の存在は柱材の強度を低下させる因子となります。
ただ、節は材の内部にまで入り込んでおり、外から見ただけで寸法や形を計量することは不可能です。
このため材の強さに及ぼす節の影響を定量的に示すことはできません。
実用的には生き節、死に節、抜け節は、材の強さに同じ程度に影響するとして取り扱われています。
一方で、材幅の中央部にある節に比べて材の縁にある節は、
強度低下に大きく影響することがわかっています。
また引っ張り力が加わる箇所にある節は材の強度を下げるので、曲げモーメントが作用する貼・桁では、
曲がった場合に凸になる側には節が現れるのを避ける方がよいです。
実大寸法の材で無節材であっても、最も強いものは最も弱いものの2倍以上の強さがあります。
このことは本来強い材では多少の節があって強度を下げたとしても、
無節材の平均強さを下回ることはないです。
そこで目視だけで無節材が節のある材よりも必ずしも強いとは言えません。