2014年02月12日19:09
竹炭は木炭よりもパワーがある? その1≫
カテゴリー │間違いやすい木の知識
木炭はマツ、コナラ、クヌギ、ウバメガシなどの原木を、
空気を断った状態で加熱し、蒸し焼きにしたものです。
原木の樹種(主に比重)、炭化・精錬温度の違いによって得られる木炭の性質が異なり、
450~800℃で精錬する黒炭と、1000~1200℃の高温で精錬する白炭とがあります。
黒炭は炭化が完全でないため、揮発分が多く、
木質の分解物によって弱酸性を示し、硬くて火持ちがよいです。
ウバメガシを原木とする備長炭は白炭の代表です。
今では燃料以外に、炭の多孔構造と吸着特性を利用する用途に目が向けられています。
木炭は木材の多孔構造がよく保存されている上、さらに炭化の過程で、微細な孔が無数に生じ、
この孔を取り巻く広い表面を持っています。
炭化温度は木炭の空隙構造と密接に関連しており、内部の表面積は600℃付近から急激に増加し、
800~1000℃で最大に達し、1400℃を超えると再び減少します。
最近ではこの性質を利用した用途に、竹を原料とした竹炭が注目を浴びています。
その理由の一つは竹林が放置されて山林への侵略被害が広がっており、
これの駆除と地域振興を合わせて竹炭の製造に取り組んでいる地域が増えているからです。
竹の成分も木質で、稈肉の比重は平均して0.75程度、クヌギ材とほぼ同じであるので、
竹炭の性質は同じ条件で炭化したクヌギ炭と似ていると考えてよいです。
竹炭の特徴としては、比較的硬度が高い炭質と形状や寸法が揃っているので、
特に家庭用の炭材としては取り扱いが容易な点です。
別に竹炭に特殊なパワーがあるわけではありません。
空気を断った状態で加熱し、蒸し焼きにしたものです。
原木の樹種(主に比重)、炭化・精錬温度の違いによって得られる木炭の性質が異なり、
450~800℃で精錬する黒炭と、1000~1200℃の高温で精錬する白炭とがあります。
黒炭は炭化が完全でないため、揮発分が多く、
木質の分解物によって弱酸性を示し、硬くて火持ちがよいです。
ウバメガシを原木とする備長炭は白炭の代表です。
今では燃料以外に、炭の多孔構造と吸着特性を利用する用途に目が向けられています。
木炭は木材の多孔構造がよく保存されている上、さらに炭化の過程で、微細な孔が無数に生じ、
この孔を取り巻く広い表面を持っています。
炭化温度は木炭の空隙構造と密接に関連しており、内部の表面積は600℃付近から急激に増加し、
800~1000℃で最大に達し、1400℃を超えると再び減少します。
最近ではこの性質を利用した用途に、竹を原料とした竹炭が注目を浴びています。
その理由の一つは竹林が放置されて山林への侵略被害が広がっており、
これの駆除と地域振興を合わせて竹炭の製造に取り組んでいる地域が増えているからです。
竹の成分も木質で、稈肉の比重は平均して0.75程度、クヌギ材とほぼ同じであるので、
竹炭の性質は同じ条件で炭化したクヌギ炭と似ていると考えてよいです。
竹炭の特徴としては、比較的硬度が高い炭質と形状や寸法が揃っているので、
特に家庭用の炭材としては取り扱いが容易な点です。
別に竹炭に特殊なパワーがあるわけではありません。
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